≪ じゃんけん ≫
幼児期に教えられ、自分では何時憶えたか全く判らない記憶の中にある最初のゲーム。
石と紙と鋏がお互いに一方には勝ち他方には負けるという関係。
日本人なら知らない人はいないでしょう。
漢字は「石拳」と書いて“じゃんけん”と読ませていますが、広辞苑によると中国の「両拳」という
古来の遊びの中国音からきているそうです。
日本で何時の時代に始まったかは不明ですが、
お座敷遊びにある“拳”から派生したことは間違いありません。
さらにその源をたどれば“輪廻思想”を庶民にわかり易く解く説法の手段ではなかったかと推測されます。
そして、輪廻思想の根底には自然界の食物連鎖が横たわっていることも確かです。
染みも陰りも全くない純白の脳に、たわいない遊びを通して人生の無常を教え、地上でどんなに威張ってみても、
人間も路傍の雑草や微小動物と同等の存在であることを教えようとした、
先人の意図を汲み取りながら遊ぶのが望ましいでしょうか。
これだけ論理の飛躍をさせると、冗談が本当らしく見えてくるから不思議です。
多忙な日常生活の中では意識を留めることなく過ごしている事象にちょっと気を止めてみると、
存外に楽しい発見ができるかもしれません。「本当かな?」、「どうしてこうなったのかな?」と
見直すことで間違いなく日頃の生活が何倍も楽しくなります。お試しあれ!
“猛暑日”が 耳になじんで 十余年
つぎ“酷暑日”と 用意されおり
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