新年おめでとうございます
貴方にとって、そして、貴家みなさまにとっても希望に満ちた年で
ありますように心からお祈り申し上げます
フォレスタは楽園の完成を目指して職員一丸となって精進を続けておりますので、
本年もよろしくお願い申し上げます。
その職員の熱き思いを、これから本欄に順次掲載してゆきますので、
コラムと合わせてお目通しいただければ幸いでございます。
平成25年元旦 東 卓司
【微笑反応】
人間は“笑う”という感情表現を有する唯一の動物と考えられており、
笑いの機構は先天的に脳に組み込まれています。
生まれたその日から睡眠中に見られる赤ん坊の笑顔:{業界では”新生児微笑反応”と呼び、
大脳辺縁系に由来するとされ、生後3週頃まで見られます}を御覧になった記憶がおありでしょうか。
子供を生産した方なら誰でも、生まれて直ぐの児が眠っている問にしばしば
“ニコッ(ニヤッ)”としているのを見られたことがあるでしょう。
あれは「前世の楽しかったことを想い出している証」とも「親に、産み落とすだけでなく、
愛情をもって育てなければならないという気持ちを起こさせ、乳汁分泌を促すための本能的信号」
とも言われています。
長年私は、生まれた児が問題なく生きてゆけるかどうかを点検する仕事をしていましたので、
子供に向かっては「しっかり愛想をふりまいて、大事にしてもらうのだぞ」と言い聞かせていました。
一方、若い母親が自分のことで精一杯で気を向ける余裕がないのでしょうが、
新生児の微笑のことを認識していないことが多く、「寝顔を良く見て、子供が出している親愛の情を
きちんと受け止めてやりなさいよ」と教えていました。
そんなことは知らない、あるいは忘れてしまったという人は、今からでも遅くありません。
どこの、誰の子でもかまいませんから、一度はのぞいて、”社会にもまれ、汚される前の人間は、
本来は純粋な可愛い生きものなんだ”と認識し直されることをお勧めします。
次回は“笑い”を人文科学的に分析してみたいと思います。
興味をお持ちの方は笑いについて少し予習をしてお待ちいただければ幸いです。
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