驚くべき先人の叡智

様々の分野の“こんなところにまで”と思う領域に、先人たちは整然とした法則を発見していることにしばしば驚かされます。
このような法則の一つ「黄金比」を紹介しましょう。
毎日多くの人が目にしていながら意識する人は少ないところ、それは一部の手帳や計算機などの縦と横の比です。改めて見直してみると、視覚的にちょうど良いバランスになっているのがお判りでしょうか。

数値で示すと“1：1.618”これが黄金比です。

生け花でも使用されていると聞きました。では、この値はどうやって導くのでしょうか。
0,1,1,2,3,5,8,13,21,34,55…お判りですね。
0,1,から始めて0+1＝１，1+1＝2，1+2=3,2+3＝5…と隣り合う2つの数を加えて並べてゆく「フィボナッチの数列」です。
そして、その隣り合う2つの数の比が55：89あたりから後はどこをとっても、“1：1.618”に近付いてゆきます。
紙がなく、石と土で家を建てた時代にどんな状況で発見されたのでしょうか。
脳細胞の数が自分と同じだったとはとても考えられない“ひらめき”を認めざるを得ません。
でも日本にも“いとかわ”まで行ってきた“はやぶさ”を作って飛ばした頭脳集団がありました。
身の回りにあるこのような法則をご存じでしたらお教え下さい。

では、またお目にかかりましょう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　施設長　東 卓司