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施設長コラム

この世に2つの性がある不思議

特殊な単細胞生物を除く全ての動植物は雌雄があり、両者が合体しなければ次の世代を残すことができない。
地球上の生命体の存在意義あるいは目的と同程度に不可思議な「2性」の存在。
単細胞分裂のほうが容易に、且つ多くの次世代を残すことができると思われるのに“なぜ2性なのか?”。
“単性”よりも2性の方が先天異常の発生率が低いのか?

2性であることの複雑さは物理的(肉体的)のみならず、精神・神経学的にも人種間の差などはるかに超えたものがあります。両性間の対立、2性であるために生じる同性間の紛争。逆に2性である好感展は、本能的相互引力からでる他性に対する配慮、援助。共同作業による次世代養育。
2性によってもたらされる人類の到達像(あるいは完成像)とはどんな姿でしょうか?
2性同時発生かつ同一出生率とすれば、必然的に同時消滅する定めでしょう。
現代人は本来備わっている能力をはるかに超えた生存期間、移動能力そして自己破壊能力を持つに至りました。これらは単一性であっても獲得しうる能力ではあるものの、2性であることによって獲得意欲は明かに高められます。
しかるに、太陽の核融合はおよそ50億年で終焉すると1998年10月にNASAが発表しました。“人類の到達点像そして末路”あなたは見てみたい派ですか?それとも見たくない派ですか?

巨大な人類の流れの一点の“つなぎ役”である自分の存在意義とはどんなものなのでしょうか?この疑問にとりつかれて日夜七転八倒している憐れな魂に救いの手を差し伸べて下さい。


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